Hydrology Basics

データ整理・入出力

解析結果の品質は、入力データの整理で大きく変わります。単位・時刻・座標系・欠測を最初に確認します。

水文解析で扱う主なファイル

データ形式例主な用途確認ポイント
雨量時系列CSV、Excel、JSON降雨解析、流出モデル入力時刻、単位、欠測、累加/時間雨量の違い
流量・水位CSV、Excelモデル検証、境界条件観測地点、換算式、基準面、異常値
DEMGeoTIFF、ASCII Grid流域界、勾配、流向、氾濫解析座標系、解像度、NoData、縦単位
流域・河川GeoPackage、Shapefile、GeoJSON空間集計、河道区間、表示トポロジ、属性、線の向き、重複
気象・再解析NetCDF、GRIB広域雨量、気温、蒸発散推定次元、時間軸、単位、投影法

単位をそろえる

雨量は mm、流量は m³/s、面積は km² または m²、時間は秒・分・時のどれかに統一します。モデル内部で単位が混在すると、結果が大きくずれます。

時刻をそろえる

観測雨量と流量を比較する場合、タイムゾーン、観測間隔、前1時間値か瞬間値かを確認します。ピーク時刻のずれはモデル評価に直結します。

品質確認チェックリスト

欠測

欠測期間と補完方法を記録します。

外れ値

極端値が災害値か観測エラーかを確認します。

単位

mm/h、mm、m³/s、m、秒などを明示します。

座標系

距離計算ではメートル系座標を使います。

メタデータ

出典、更新日、加工手順を残します。

再現性

処理スクリプト、パラメータ、入力ファイル名を保存します。